Kinako先生のBlog

子どもの『成長』について一緒に考えよう!

天才絵師①

皆さ〜ん、おはこんばんちは!

きなこ先生ですヾ(*´∀`*)ノ

さて、中高生の皆さんは、そろそろ一学期の期末試験の頃ですよね(;^_^A

期末は副教科(音楽・美術・保健体育・技術家庭)も加わり、取り組むのが大変かと思いますが、一般常識や感性を身につける機会でもあるので、頑張ってくださいね!

 

さて、今日は美術の教科書にも載っている天才絵師伊藤若冲についてお話したいと思いますヾ(*´∀`*)ノ

個人的に、きなこ先生には好きな絵師が数人いまして、彼はそのうちの一人( ´艸`)ウフフ

美術館で彼の作品の前では、どうしても足が止まってしまい、時が過ぎるのを忘れるくらい魅入ってしまいます(;'∀')

 

なぜ、これほどまでに彼の作品は、私達を魅了するのでしょうか?(・・?)

 

若冲と言えば、画面いっぱいに豪快に様々な動植物を細密極まる筆致で描いた動植綵絵が有名です。

 

中でもは、彼のライフワークともいえる画題。

f:id:kinako_sensei:20210612063732j:plain

自分の庭に何羽もの鶏を放し飼いにし、日々観察をしては筆を走らせていたと言われています。

特に『群鶏図』は圧巻!!

今にも動き出さんばかりの鶏たちの躍動感と、羽毛の軽やかさ✨

私たちが絵の具を使うと、どうしても色と色の境界線がくっきりとしてしまうため、のっぺりとしたいかにも人工的な雰囲気が出てしまいます(;^_^A

ですが、彼の放つ色彩は、実際に私たちの目に映っている「自然そのもの」に見えます。それは、境界線に神業である「ぼかしの技術」を用いており、濃淡の移り変わりが自然だからだと言われています。

 

その後、若冲は、私たちの身の回りにある様々な動植物を描いていきます。

ありふれた題材にも関わらず、彼の描く絵には、魂が宿っており、見る者の心を惹きつけてなりません👀

 

それもこれも、彼が題材となる対象と真摯に向き合ってきたからだと言えます。

オリジナルの神業ともいえる画法を見出した後も、若冲には、決して写生の際にテクニックに走るといった怠慢さは見られませんでした。

 

生涯、そこに潜む生命感を的確にとらえて描くといった「生を写す」行為を繰り返した伊藤若冲

これが本当の「写生」なのだと彼の遺した数々の作品から私は教えられました(*´▽`*)

f:id:kinako_sensei:20210612070632j:plain

 

また、彼は芸術において、究極の自然主義であったとも言えます。

本来、人は「美しいもの」を描くために、自分にとって都合の悪い美しくないものを排除しようとしがちです。

しかしながら、若冲は「虫食いの葉」などもそのまま描いてます。

まさしく「光あるところに陰の力あり」ですねヾ(*´∀`*)ノ

物事の真髄を彼は悟っていたのだと改めて感じずにはいられません。

 

 

伊藤若冲

彼此もう300年以上前を生きた彼ですが、今なお、私たちの心を掴んで離さないのには、生命力に溢れた美しい作品を世に遺した天才絵師であったにも関わらず、人間らしさがあったからかもしれません( ´艸`)

私が彼のことがより一層好きになるきっかけとなったお話をしたいと思います💖

f:id:kinako_sensei:20210612073813j:plain

食用として売られていた雀を見た若冲は、可哀想に思い、数十羽買ってきて、自宅の庭から自然へと放してやったそうです。

自然と向き合ってきたからこそ、『命の尊さ』を誰よりも気づいていた若冲の優しさが伝わってくるエピソードです(*´▽`*)

 

最後に、ある美術館を訪問した際、学芸員の方から聞いたお話で、私自身、考え方を改めるきっかけになった内容をここに記しておきます

 

私は「風化」されてしまう遺跡などは、現存しているうちに見ておこうという考えの持ち主で、海外旅行などでもそういった国を優先して訪れるようにしてきました。

その反面、博物館や美術館などは人の手で守られてきているので、「永遠」が保証されているように思っているところがありました(;^_^A

ですが、「いくら保存を心掛けても、展示を繰り返していれば絵画などは傷んでしまうものです。」というお話を聞き、出来るだけ絵師たちがこだわり抜いた色合いを感じられるうちに作品を鑑賞しておこうと考えるようになりました。

 

今はコロナ禍のため、なかなか美術館に足を運びにくいかと思いますが、終息しましたら、是非ご家族の皆さんで若冲の放つ魅力を堪能していただきたいと思いますヾ(*´∀`*)ノ